電気代を見える化する|電力計測プラグで分かること・分からないこと

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TP-Link Tapoの電力計測プラグP110Mと、計測機能のないP105の公式仕様から、分かることと分からないことを整理します。数字や単価には触れず、W・kWhという単位と、記録できる範囲だけを公式ページの記載で確認します。

消費電力(W)をグラフで確認できる

P110Mの製品ページには「電力モニタリング:プラグに接続したデバイスの電力の使用状況の確認でき」とあります。製品ページの画面例では「消費電力を細かくチェック:プラグに接続した電気製品の消費電力のデータをグラフィカルに表示します」と紹介されており、単位はW(ワット)です。対応するアプリを通じて、つないだ機器がいまどれだけ電力を使っているかを数字とグラフで確認できます。

電力量(kWh)を期間で確認できる

同じ画面例には、リアルタイムの消費電力とあわせて、「過去7日間」の電力量(kWh)をまとめて表示する例があります。Wが「いまの勢い」、kWhが「積み重なった量」にあたり、直近7日間という単位で振り返れることが分かります。消費電力の値をもとに、目安を確認できる機能もあると製品ページに記載がありますが、この記事では数字や単価には触れません。

測れるのは、プラグにつないだ機器の分だけ

Tapoスマートプラグは、コンセントに挿し込んで使う機器です。P110Mの製品ページが挙げている電力モニタリングの対象は「プラグに接続したデバイス」で、そのプラグに挿した機器の消費電力です。P105・P110Mとも仕様表に最大負荷の記載があり、P105は1000W(100V、10A)、P110Mは1500W(15A)です。P105の製品ページには「接続デバイスの総電力が最大負荷電流(10A)を超えないようにしてください」という注記もあります。

上限を超えたら給電を止める、安全のための機能

P110Mにはもう一つ、電力にかかわる機能があります。製品ページには「設定した上限を超える電力を消費するとプラグからの電源供給を停止させることができるので、安全にご利用いただけます」とあります。この機能は、消費電力を記録する仕組みを使って、決めた値を超えたときに自動でオフにするというものです。P105の製品ページにはこの機能の記載がありません。同じ考え方の機能として、接続機器を一定時間放置すると自動的に電源をオフにする「自動オフ」も、P110Mの製品ページに挙げられています。P110Mの製品ページでは、シーンごとに複数のTapoデバイスをまとめて操作できる「シーンの設定」も案内されています。こちらは消費電力の値ではなく、経過時間を基準にした機能です。消費電力の値で判断する仕組みと、経過時間で判断する仕組みがそれぞれ用意されていると理解しておくと、状況に応じて設定を選びやすくなります。

電力の記録以外の機能:スケジュールとMatter対応

P110Mの製品ページには、電力にかかわる2つの機能のほかに、遠隔操作・スケジュール設定・自動オフ・おでかけモード・シーン設定・音声コントロール(Amazon Alexa・Apple Siri・Googleアシスタント)・Matter対応が挙げられています。Matterの設定は、Tapoアプリ経由のBluetooth接続と、Matter対応アプリ(Alexa・Google Home・AppleのHomeアプリ等)でのコード読み取りの2通りが案内されています。P105の製品ページにも遠隔操作・スケジュール・タイマー設定・音声コントロール(Amazon Alexa・Googleアシスタント)・おでかけモードの記載がありますが、電力モニタリングとMatter対応、Siriへの対応は記載がありません。おでかけモードについては、P110Mの製品ページに「指定した期間、無作為にプラグの電源オン/オフを切り替えることができるので、照明などを接続すると不在を悟られにくくなります」という説明があります。

P105とP110Mの違い

項目 Tapo P105 Tapo P110M
電力モニタリング 記載なし 対応
最大負荷 1000W(100V、10A) 1500W、15A、1/6 HP Motor
定格 AC100-125V、50/60Hz 100V〜240V、50/60Hz
Matter対応 記載なし 対応
ワイヤレス規格 2.4GHz(IEEE802.11b/g/n) 2.4GHz Wi-Fi Only
認証 FCC・RoHS PSE・RoHS

使う前に必要なもの

どちらもワイヤレス規格は2.4GHzで、DHCP・WPAまたはWPA2で保護されたWi-Fiネットワークへのインターネット接続が必要です。システム要件はiOS 13.0以降・Android 7.0以降で、初期設定時のみBluetoothを使います。P105の製品ページには「独自のBluetoothオンボーディング技術でシンプルな設定と速い接続(20秒以内)を実現し、接続失敗によるトラブルも軽減」とあり、追加の機材は不要と案内されています。動作温度は0℃〜40℃、動作湿度は10〜90%RH(結露を避ける)で、湿気の多い場所や屋外では使用しないよう注記されています。電化製品を頻繁に切り替えると、電気的な損傷を引き起こす可能性があるという注記もあります。測るところから始める場合は、対応アプリをダウンロードし、この条件を満たすWi-Fi環境を用意しておく必要があります。

本体のボタンと同梱物

P105の仕様表には、寸法60×38×33mm、材質はUL94-V0難燃性PC、ボタンは電源ボタンとステータスLEDと記載があります。パッケージ内容はTapo P105本体×4とかんたん設定ガイドで、認証はFCC・RoHSです。P110Mは寸法38×66×40mm、ボタンは電源ボタン、パッケージ内容はTapo P110M本体×2とかんたん設定ガイド、認証はPSE・RoHSです。いずれもサードパーティーとの互換性としてAlexa・Googleアシスタント・Samsung SmartThingsが挙げられています。P105にあるステータスLEDは、電源が入っているか、Wi-Fiにつながっているかを確認する手がかりになります。

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参照した公式ページ

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いずれも2026年9月10日に確認した公表値です。

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