※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
防犯カメラを設置して最初に困りやすいのが通知の多さです。TP-Link(Tapo)とAnker(Eufy)は、どちらも通知を減らすための設定を公式のFAQ・設定ガイドで案内しています。ここでは推測を交えず、公式に書かれている手順と機能だけを順番に整理します。
フレーム間の差を見る仕組みとPIRセンサー
TP-Link公式FAQ「雪・雨・虫などによる動作検知を減らすには」は、動体検知の仕組みについて「基本的なカメラの動作検知は、フレーム間の画像の変化に基づいています」「雨が降ると、雨粒によって映像が大きく変化するため、このような検出は避けられません」と説明しています。屋外に設置したカメラが雪や雨を検知して頻繁に通知を送るのは、特に夜間の赤外線使用時に起こりがちだともされています。
これに対してPIR(受動赤外線)センサーは仕組みが異なります。Anker公式のEufy Security SoloCam S220 FAQには「本製品は、熱を発する物体の動きを検知する、受動赤外線(PIR)センサーを使用しています。風に吹かれて動く木や葉などの動作は感知しません」とあります。TP-Link公式も同じFAQの中で「PIRセンサーを内蔵したTapo C410/C420/C425/C460やTapo C660のようなカメラは、誤検出を回避することができます」としており、PIRセンサーを搭載する機種であれば、雨・雪・虫による誤検知そのものを減らせます。
人物検知に絞り込む(TapoとEufyの手順)
TP-Link公式FAQは、動作検知を侵入者への対策だけに使っている場合の対処として「動体検知の無効化と人物検知の有効化を組み合わせることで、AIが人物と判定した場合のみ通知を送信します」と案内しています。設定はTapoアプリの「カメラの設定>検出とアラート>AI検知」から人物検知をオンにする操作です。Eufy側もAnker公式のSoloCam S220 FAQに「録画の誤検知を減らすために設定を調整する必要があります」とあり、歯車アイコンから「動作検知対象」を人物のみに変更する手順が案内されています。
誤検知を減らすカメラを新しく選ぶ場合は、AI検知の種類が仕様表に明記されている機種を目安にできます。たとえばTapo D235の公式仕様には、AI検知として動体検知・人物検知・ペット検知・車両検知・物体検知が並んでおり、スマートAI検知機能として「カメラが人物・ペット・車両・荷物をスマートに認識して、アプリで正確に通知します」とも説明されています。
検知ゾーンで反応する範囲を区切る
TP-Link公式FAQ「Tapoカメラの検知ゾーンの設定方法」には、検知ゾーンが「すべてに設定」(すべての検出タイプで同じ検出エリアを監視)と「個別に設定」(検出タイプごとに異なるエリアを監視)の2種類あると説明されています。設定は「デバイス設定>検知>検知ゾーン」から、ゾーンの角をドラッグして形を変え、追加・削除・クリアをしたうえで保存する操作です。Tapo D235の仕様表にも「アクティビティゾーン:対応(動体検知時のみ作動)」とあります。Eufy側もSoloCam S220のFAQで「動作検知ゾーンを設定し、ドアの前の道路など不要なエリアでの動作検知を減らします」という手順が案内されています。
設置の向きと障害物を見直す
ゾーンや検知タイプを絞っても解決しない場合は、設置そのものが原因のことがあります。Eufy公式のSoloCam S220 FAQには「本製品がガラスまたは透明の耐久性の高いボックスの後ろ/中に配置されている場合や被写体がフェンス越しの場合、PIRセンサーでは動作を検知できません。本製品の周辺に障害物がないように設置してください」とあります。夜間モードの映り方についても、カメラを壁やライトに近づけすぎると光の反射が夜間モードの画質に影響するため、障害物が映り込まない場所への設置がAnker公式FAQで案内されています。
アラートと録画は別の設定で管理する
TP-Link公式FAQ「Tapoカメラの動体検知機能の使い方」の手順では、動体検知とアクティビティゾーンの設定のあとに「カメラのアラートを設定します」という段階があり、続けて別の項目として「録画スケジュールの設定を行います」という段階が案内されています。同じFAQには「サイレンは大音が鳴るので全く人や動物が通らない場所で利用する場合のみ設定するか、スケジュール設定と併用してご利用ください」という注意もあります。実際、Tapo D235のサイレン音量は98dB(10cmの距離で測定)、Tapo C400は70dB(3mの距離で測定)と公式仕様に記載されており、頻繁に鳴らす設定には向きません。
確認しておきたい設定のまとめ
| 確認する項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 人物検知に絞る設定 | Tapo:カメラの設定>検出とアラート>AI検知で人物検知をオン/Eufy:歯車アイコンから動作検知対象を人物のみに変更(各社公式FAQ) |
| 検知ゾーンの設定 | Tapo:デバイス設定>検知>検知ゾーン(すべてに設定/個別に設定の2種類)(TP-Link公式FAQ) |
| PIRセンサーを搭載した機種 | Tapo C410・C420・C425・C460・C660(TP-Link公式FAQ)/Eufy SoloCam S220(Anker公式FAQ) |
| Tapo D235のAI検知の種類 | 動体検知・人物検知・ペット検知・車両検知・物体検知(Tapo D235 製品仕様) |
| サイレンの音量 | Tapo D235:98dB(10cmの距離で測定)/Tapo C400:70dB(3mの距離で測定) |
| バッテリー式の録画条件 | Tapo D235:バッテリー駆動製品のため常時録画はできず、動作検知時のみ録画(製品仕様) |
バッテリー式では検知の設定が電池の持ちにも関わる
バッテリー式のカメラでは、検知の設定が電池の持ちにも影響します。Eufy公式のSoloCam S220 FAQでは、バッテリーの減りが早い場合の対処として、バッテリー管理の中から電力を抑えるモードを選ぶこと、動作検知感度を低に変更すること、動作検知対象を人物のみに変更すること、動作検知ゾーンを設定することという4つの手順が並んでいます。同FAQには、電力を抑えるモードに設定されている場合、カメラは重複した動きのイベントを検出しない仕組みになっているとも説明されています。Tapo D235も「バッテリー駆動製品のため常時録画はできず、動作検知時のみ録画が可能です」と仕様に注記があり、検知の頻度がそのまま録画・通知の頻度に直結する構造です。設定を見直す順番としては、検知タイプの絞り込み、ゾーンの指定、設置の見直しの順に確認し、感度そのものを下げるのは最後にすると、公式のFAQに沿った進め方になります。
参照した公式ページ
- TP-Link FAQ「雪・雨・虫などによる動作検知を減らすには」 https://www.tp-link.com/jp/support/faq/3267/(2026年9月27日確認)
- TP-Link FAQ「Tapoカメラの動体検知機能の使い方」 https://www.tp-link.com/jp/support/faq/2622/(2026年9月27日確認)
- TP-Link FAQ「Tapoカメラの検知ゾーンの設定方法」 https://www.tp-link.com/jp/support/faq/3881/(2026年9月27日確認)
- TP-Link Tapo D235 製品ページ https://www.tp-link.com/jp/smart-home/smart-doorbell/tapo-d235/(2026年9月27日確認)
- TP-Link Tapo C400 製品ページ https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c400/(2026年9月27日確認)
- Anker Eufy Security SoloCam S220 FAQ https://www.ankerjapan.com/blogs/faq/eufy-security-solocam-s220(2026年9月27日確認)
- Tapo D235 発売のお知らせ(TP-Link 日本)
- Eufy Security SoloCam S220
- TP-Link Tapo 防犯カメラ
- Eufy Security SoloCam C210 のよくある質問(Anker Japan)
いずれも2026年9月13日に確認した公表値です。

