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玄関にカメラを付けたあと、次に気になるのが裏手や庭です。警察庁「住まいる防犯110番」のデータと、カメラとハブがセットになったTapo C420S2の公式仕様をもとに、裏手・庭のカメラについて確認できる事実を整理します。
なぜ玄関だけでなく裏手も映すのか
警察庁の統計によると、令和7年の侵入窃盗の認知件数は4万7,233件で前年比+9.8%、このうち住宅を対象としたものは1万7,152件で前年比+7.2%と、どちらも増加しています。一日当たり約47件の侵入窃盗が発生している計算です。
発生場所別に見ると、一戸建住宅が29.1%と最も多く、一般事務所8.3%、生活環境営業6.7%と続きます。また、住宅を対象とした侵入強盗も、一戸建住宅22.1%・共同住宅(3階建以下)10.3%・共同住宅(4階建以上)9.5%を合わせると、全体349件のうち41.9%を占めています。玄関だけを映していても、住宅を対象とした侵入のデータには対応しきれません。侵入強盗の検挙件数は314件(前年比-7.9%)、検挙人員は422人(前年比-12.3%)で、いずれも減少傾向にあるとされています。
侵入窃盗の手口別認知件数(令和7年)を見ると、空き巣が最も多く、侵入窃盗全体の約1/4を占めています。検挙件数は2万4,489件(前年比-1.6%)、検挙人員は5,253人(前年比+1.9%)で、認知件数と同様におおむね減少傾向にあるとされています。
侵入者の下見でチェックされる項目
警察庁の「侵入者プロファイリング~心理と行動-1」では、侵入者が下見で確認するとされるチェック項目が挙げられています。「侵入しやすい家かどうか」のチェックポイントは、庭木など死角になるものがあるか、足場になるものがあるか、窓のクレセント錠の位置が開けやすいところにあるか、犬がいないか、の4点です。「逃げやすいかどうか」では、駅に近いか、立ち話をしている人がいないか、通行人が少ないかが挙げられています。
同じページには、留守を見抜く方法として「インターホンで呼んでみる」が最も多いという記載もあります。あわせて、郵便受けに新聞や手紙が溜まっていることや、指定日以外にゴミが出ているかどうかも、留守や地域の連帯感を判断する材料になるとされています。庭や裏口は、この「死角」「足場」に直接関わる場所になります。
一戸建住宅の侵入口・侵入手口の傾向
警察庁の「手口で見る侵入犯罪の脅威」によると、一戸建住宅の侵入口は1位が窓、2位が表出入口、3位がその他出入口です。侵入手口は1位がガラス破り、2位が無締り、3位が合かぎとなっています。同ページは「いずれの形態の住宅でも、無締りでの被害が多く発生しています」としたうえで、日頃から出入口や窓に確実に施錠をする習慣を身につけることを挙げています。
同じく警察庁の「侵入者プロファイリング~心理と行動-1」では、窓のクレセント錠の位置が開けやすいところにあるか、庭木など死角になるものがあるかが、侵入しやすい家かどうかのチェックポイントとして挙げられています。
台数を増やせる構成と、検知範囲を絞り込む機能
Tapo C420S2は、カメラ×2とハブ×1がセットになった製品です。ハブ1台につきカメラ4台までの接続が推奨されており、あとからカメラを追加してもハブでまとめて管理できるという構成です。
検知する範囲を絞り込む機能として、C420S2はアクティビティゾーンに対応しています。指定した範囲内での動きだけを検知してアラートを送る機能で、画角の中の一部だけに検知範囲を設定できます。カメラの視野角は113°、ナイトビジョンは850nm IR LEDで、公式の到達距離は最長15mです。屋外に設置する際の耐候性はIP65と公式に記載されています。
死角対策はカメラだけではない
警察庁の「手口で見る侵入犯罪の脅威」は、侵入しにくい防犯環境の整備として、センサー付きライトの取り付け、見通しの良いように植栽を剪定すること、侵入の足場になるような物を置かないことを挙げています。カメラの画角に入れることとあわせて、この3点は死角そのものを減らす対策になります。カメラは映すための機器であり、死角そのものを作らない環境づくりとは、そもそもの役割が異なる点にも注意してください。
同ページはさらに、ガラス破りへの対策として、不在にする際には雨戸等を閉めること、補助錠を取り付けること、防犯フィルムを貼り付けること、防犯ガラスや面格子・窓シャッターを取り付けることを挙げています。あわせて、窓とドアの防犯対策として、防犯性能の高い建物部品(CP部品)の活用にも触れています。
ナイトビジョンの到達距離も、庭や裏手では効いてきます。C420S2は850nm IR LEDによるナイトビジョンで、公式の到達距離は最長15mです。街灯が少ない場所にカメラを向ける場合、この距離が実際に映る範囲の目安になります。あわせて、動きを検知すると効果音とライトを作動させるアラート機能や、内蔵マイクとスピーカーによる双方向通話も、公式の仕様に挙げられています。
確認する項目の一覧
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 住宅対象の侵入窃盗(令和7年) | 1万7,152件(前年比+7.2%)/警察庁 |
| 発生場所別の割合(令和7年) | 一戸建住宅29.1%が最多/警察庁 |
| 一戸建住宅の侵入口1位 | 窓/警察庁 |
| 一戸建住宅の侵入手口1位 | ガラス破り/警察庁 |
| 下見でチェックされる項目 | 庭木など死角になるものがあるか、足場になるものがあるか/警察庁 |
| C420S2のナイトビジョン | 850nm IR LED(最長15m)/TP-Link |
| C420S2の構成 | カメラ×2+ハブ×1(ハブ1台につきカメラ4台まで推奨)/TP-Link |
裏手や庭の配置を決めるときは、警察庁のデータが示す「窓」「ガラス破り」「死角」「足場」という切り口と、カメラのナイトビジョン到達距離やセット構成という切り口を、あわせて確認してください。どちらか一方だけを見ていると、玄関以外の弱点を見落とすことになります。上の表は、その2つの切り口をまとめたものです。
参照した公式ページ
- データで見る侵入犯罪の脅威(警察庁「住まいる防犯110番」) https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_b_1_main.html(2026年9月27日確認)
- 手口で見る侵入犯罪の脅威(警察庁「住まいる防犯110番」) https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1_main.html(2026年9月27日確認)
- 侵入者プロファイリング 心理と行動-1(警察庁「住まいる防犯110番」) https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_e_1_main.html(2026年9月27日確認)
- Tapo C420S2 製品ページ(TP-Link 日本) https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c420s2/(2026年9月27日確認)

