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Eufyの屋外カメラで上位に位置するのが eufyCam S330 と SoloCam S340 です。Anker Japan公式サイトの製品ページには、この2機種を含む比較表が掲載されており、そこに載っている公表値をもとに違いを整理します。
ハブの有無という設計の違い
eufyCam S330は、録画をHomeBase S380に保存する構成です。2-Cam Kitにはカメラ2台とHomeBase S380が入っており、このハブが録画の受け皿になります。公式の注意書きには「HomeBase S380の設定のために、LANケーブルでの有線接続が必要です」とあります。
SoloCam S340はカメラ1台で完結します。ハブは不要で、映像は本体のメモリに貯まります。あとからHomeBase S380に接続することもでき、公式のよくある質問には「接続することでHomeBase S380のストレージの使用および顔認識や車両/ペット検出などのAI機能も使用可能になります」との説明もあります。必須ではなく、あくまで拡張の選択肢です。
画質とレンズ構成
eufyCam S330は単眼レンズで最大4K(約800万画素)、最大8倍のデジタルズームに対応します。SoloCam S340は広角レンズが最大3K(約450万画素)、望遠レンズが最大2K(約300万画素)のデュアルカメラで、公式は「高画質な3K広角カメラ&8倍ズーム対応の2K望遠のデュアルカメラを搭載」としており、この8倍は3倍の光学ズームとデジタルズームを組み合わせた数値です。単純な解像度の数字だけならeufyCam S330の4Kが上ですが、SoloCam S340は水平方向に首を振れるぶん、見渡せる範囲そのものが変わってきます。
| 項目 | eufyCam S330 | SoloCam S340 |
|---|---|---|
| 解像度 | 最大4K(約800万画素) | 広角レンズ最大3K(約450万画素)/望遠レンズ最大2K(約300万画素) |
| 画角 | 135° | 135° |
| 首振り機能 | −(固定式) | 〇(水平方向360°/垂直方向70°) |
| 自動追尾 | − | 〇 |
| 記憶媒体 | HomeBase S380内蔵メモリ(16GB)※別売りのハードドライブ追加で最大16TBまで拡張可能 | 本体内蔵メモリ8GB |
| 記憶媒体の録画時間 | 約15時間(4K)/約48時間(フルHD) | 約9時間(3K)/約24時間(フルHD) |
| バッテリー容量 | 13400mAh内蔵 | 10000mAh内蔵 |
| バッテリー稼働時間 | 約365日 | 約90日 |
| ソーラーパネル | 本体一体型 | 本体から取り外して設置可能 |
| 防塵・防水規格 | IP67 | IP55(ソーラーパネル/レンズ部分の一部パーツのみIP65相当) |
| サイズ | 約65×65×129mm(HomeBase S380は約109×78×144mm) | 約87×87×120mm(ソーラーパネル・取り付けブラケットを除く) |
| 入力 | 5V=2A(本体)/12V=2A(HomeBase S380) | 5V=2A(Type Cポート) |
首振りと自動追尾ができるのはS340だけ
公式の比較表では、首振り機能と自動追尾はSoloCam S340が「〇」、eufyCam S330が「−」です。SoloCam S340の可動範囲は水平方向360°・垂直方向70°で、公式は「水平方向に360°、垂直方向に70°撮影できるので死角がなく、玄関や駐車場の防犯対策はこれ一台で」としています。あらかじめカメラ位置を4パターンまで登録できるプリセット機能もあります。
eufyCam S330は可動範囲が固定式です。135°の画角のなかで、決めた1方向を4Kの解像度で見続ける使い方になります。
映像データの置き場所
eufyCam S330はHomeBase S380に貯めるため、カメラ本体を盗まれても映像は家の中に残ります。屋外カメラで本体保存を選ぶときの弱点を、HomeBase S380という受け皿を挟むことで避けている形です。HomeBase S380の内蔵メモリは16GBですが、公式のよくある質問には「内蔵メモリ(16GB)は、システムデータの使用により全ての容量はご使用いただけません」「拡張ストレージを使用する場合は、システムデータとして全体容量の約5%+10GB程度が使用される」との注記があります。
SoloCam S340は本体内蔵メモリ8GBに貯まるので、この盗難時のリスクは残ります。HomeBase S380に接続すれば保存先を切り替えられますが、その場合も本体だけで完結する構成ではなくなります。なお、両機種とも24時間連続録画には対応しておりません(公式の注記より)。
バッテリーとソーラーパネルの条件
公表値の365日と90日は、前提の条件が違うため単純比較には向きません。eufyCam S330の365日は「1日10件・30秒録画」という条件つきの数値で、SoloCam S340の90日も同じ条件で算出されています。容量で見ると、eufyCam S330が13400mAh、SoloCam S340が10000mAhの内蔵バッテリーです。
実務的に効いてくるのはソーラーパネルの取り付け方です。SoloCam S340はソーラーパネルを本体から取り外して設置できます(付属のソーラーパネル用USB-C延長ケーブルの長さは3m)。公式は「カメラ本体から取り外して設置可能なソーラーパネルを搭載。太陽光に当たる場所に設置することで充電の煩わしさから解放」としています。eufyCam S330はソーラーパネルが本体一体型なので、カメラの向きと日当たりの両方を満たす設置場所を選ぶ必要があります。
防塵防水規格とサイズ、電源
防塵・防水規格はeufyCam S330がIP67、SoloCam S340がIP55(ソーラーパネルとレンズ部分の一部パーツのみIP65相当)です。IP67の「7」は一時的な水没に耐える等級、IP55の「5」は噴流水に耐える等級で、試験の内容が違います。等級の数字だけを見ればeufyCam S330が上ですが、どちらも屋外用として販売されている製品です。
サイズはeufyCam S330の本体が約65×65×129mm(HomeBase S380は約109×78×144mm)、SoloCam S340が約87×87×120mm(ソーラーパネル・取り付けブラケットを除く)です。入力はeufyCam S330本体が5V=2A・HomeBase S380が12V=2A、SoloCam S340が5V=2A(Type Cポート)で、通信方式はどちらも2.4GHzのWi-Fiです。複数台を家全体でまとめたい場合はeufyCam S330とHomeBase S380の組み合わせ、まず1台だけを気になる場所に増やしたい場合はSoloCam S340という、設置の前提から絞り込むのが公式の仕様からたどれる道筋になります。
参照した公式ページ
- Anker Japan Eufy eufyCam S330 2-Cam Kit 製品ページ(仕様・製品比較表) https://www.ankerjapan.com/products/t8871(2026年9月28日確認)
- Anker Japan Eufy SoloCam S340 製品ページ(仕様・製品比較表) https://www.ankerjapan.com/products/t8170(2026年9月28日確認)
いずれも2026年9月10日に確認した公表値です。

