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TP-Linkの屋外向けTapoカメラは、電源の取り方が機種によって分かれます。この記事では、電源アダプターで動くTapo C120・C500・C510Wと、バッテリーで動くTapo C400・C425・C420S2を対象に、公式の仕様ページに載っている電源まわりの数値を整理します。
電源アダプター式は3機種で電圧が違う
Tapo C120・C500・C510Wは、いずれも電源アダプターで動作します。ただし公式の仕様表を見ると、アダプターの電圧はモデルごとに違います。Tapo C120は5V DC電源アダプター(入力100~240V・50/60Hz、出力5.0V/1.0A)、Tapo C500は9V DC電源アダプター(出力9.0V/0.85A)、Tapo C510Wは12V DC電源アダプター(出力12V/1A)です。付属のアダプターを別機種で使い回せる保証はないので、設置前に確認しておきたい数値です。
コンセントから設置場所までの距離は、付属ケーブルの長さが実質の上限になります。公式の製品構成によると、Tapo C120には約3mのType-Cケーブルが付属し、Tapo C510Wの電源アダプターも約3mです。Tapo C500の製品構成にはアダプターが含まれますが、ケーブル長そのものの記載は見当たりません。
動作温度もあわせて公式に記載があります。Tapo C120は-20℃~45℃、Tapo C500とTapo C510Wはいずれも-30℃~60℃です。屋外の寒冷地に設置する場合は、この範囲も設置場所を決める材料になります。
6機種の電源仕様をまとめて比較する
| 製品 | 電源方式 | 電源の公式値 | 付属・備考 |
|---|---|---|---|
| Tapo C120 | 電源アダプター | 5V DC(入力100~240V・50/60Hz、出力5.0V/1.0A) | Type-Cケーブル約3m付属 |
| Tapo C500 | 電源アダプター | 9V DC(入力100~240V・50/60Hz、出力9.0V/0.85A) | — |
| Tapo C510W | 電源アダプター | 12V DC(入力100~240V・50/60Hz、出力12V/1A) | 電源アダプター約3m |
| Tapo C400 | バッテリー内蔵 | 5200mAh、最長180日間(実験室での試験は1日あたり250秒間使用) | 電源アダプターは付属せず、USB充電ケーブルで充電 |
| Tapo C425 | バッテリー内蔵 | 10000mAh、最大300日間(実験室での試験は1日あたり230秒間使用) | 別売のTapo A202ソーラーパネルに対応 |
| Tapo C420S2 | カメラ:バッテリー/ハブ:電源アダプター | カメラ最長180日間(実験室での試験は1日に10~20件のイベントトリガー)、ハブは入力100~240V・50/60Hz・0.3A/出力9.0V/0.85A | ハブはPoEには対応していません |
バッテリー式は配線が要らないが、常時録画はできない
配線をなくしたい場合は、バッテリー内蔵のTapo C400・C425・C420S2が候補になります。公式の仕様では、C400は5200mAhのバッテリーで最長180日間(実験室での試験は1日あたり250秒間使用)、C425は10000mAhのバッテリーで最大300日間(実験室での試験は1日あたり230秒間使用。1日あたり360秒間使用した場合はおよそ180日間)としています。C420S2のカメラ部分は、1日に10~20件のイベントトリガーを行うテストで最長180日間です。テストの条件が製品によって違うため、日数の大小をそのまま比べることはできません。
あわせて確認しておきたいのが録画方式です。TP-Link公式のFAQでは「バッテリー駆動のカメラ(Tapo C420、C400、D230など)は連続録画機能をサポートしていません」としています。バッテリー式は動作検知時の録画が中心になるため、常時録画を前提にするなら電源アダプター式のC120・C500・C510Wが選択肢になります。
動作温度は、C400・C420S2が-20℃~45℃、C425も-20℃~45℃です。C425はこれとは別に充電温度が0℃~45℃と定められており、動作できる温度より充電できる温度のほうが狭くなっています。気温が下がる時期は、充電そのものができる温度かどうかも確認しておく数値です。
カメラとハブのセットC420S2は、ハブに別の電源が要る
C420S2はカメラ×2とハブ×1を組み合わせたセットで、電源の考え方がほかの2機種と違います。カメラ部分はバッテリー内蔵で取り外して充電できますが、ハブは別に電源が必要です。公式の仕様では、ハブのアダプター入力は100~240V・50/60Hz・0.3A、出力は9.0V/0.85Aです。
ハブのネットワーク接続はWi-Fiまたは有線LAN(10/100Mbps RJ45ポート×1)に対応していますが、公式の注記には「PoEには対応していません」とあります。LANケーブルでハブをネットワークにつないでも、電源そのものは別途アダプターから取る必要があります。
ソーラーパネルで充電の頻度を減らす
バッテリーの充電そのものを減らす方法として、別売のソーラーパネルTapo A202があります。公式ページには「全てのバッテリー駆動式Tapoカメラ」に対応すると案内があり、Tapo C425の製品ページでもA202への対応が明記されています。C400の仕様表にも、電源欄に「ソーラーパネル(オプション・別売り)」の記載があります。
Tapo A202の仕様は、出力が最大4.5W(ソーラーパネルの最大充電電圧5.2V)、ケーブルは給電ケーブル0.48mと延長ケーブル3.6mです。プラグ形状はType-Cで、ソーラーパネル1台につきカメラ1台を接続できると案内されています。設置方法は壁面取り付けで、耐候性はIP65です。
屋外へのコンセント新設は電気工事士法の対象
屋外コンセントがあれば電源アダプター式をそのまま配線できますが、コンセントが無い場所に新しく設ける場合は電気に関わる工事になります。経済産業省は「電気工事は、電気工事士等の資格がなければ行う事ができません」としています(電気工事士法第3条)。資格が無くても行える「軽微な工事」は、差込み接続器などにコードやキャブタイヤケーブルを接続する作業のように限られた範囲です(電気工事士法施行令第1条)。屋外に新しくコンセントを設けるような工事を考えている場合、資格が無ければ電気工事業者に依頼することになります。
結局のところ、電源の選び方はまず設置場所の条件で決まります。屋外コンセントがあるなら電源アダプター式の電圧とケーブル長、無いならバッテリー式の駆動条件とソーラーパネルの対応、そしてコンセントの新設が要るなら電気工事士法の対象になる点を、順に確認しておくと選びやすくなります。
参照した公式ページ
- Tapo C120 製品ページ https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c120/(2026年9月27日確認)
- Tapo C500 製品ページ https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c500/(2026年9月27日確認)
- Tapo C510W 製品ページ https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c510w/(2026年9月27日確認)
- Tapo C400 製品ページ https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c400/(2026年9月27日確認)
- Tapo C425 製品ページ https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c425/(2026年9月27日確認)
- Tapo C420S2 製品ページ https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c420s2/(2026年9月27日確認)
- Tapo A202 製品ページ https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-a202/(2026年9月27日確認)
- Tapoカメラで24時間録画を行う方法とその内容を確認する方法(TP-Link 日本) https://www.tp-link.com/jp/support/faq/2617/(2026年9月27日確認)
- 電気工事の安全(経済産業省) https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/detail/koji.html(2026年9月27日確認)

