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TP-Linkの屋外向けスマートカメラTapo C320WSを、TP-Link日本の製品ページに載っている公表値だけで整理します。
屋外への設置を前提にしたモデルで、取り付け方や耐候性、有線と無線の両対応など、屋内向けモデルとは条件が異なる点があります。見ていくのは、設置方法、映像とナイトビジョン、耐候性、検知の対象、保存先、ネットワーク、通話と電源です。
設置は壁面取り付け専用
Tapo C320WSは壁などに穴を開けて設置・利用するカメラです。公式の注記には「壁等に穴を開けて設置・利用するカメラのため、平面等に据え置きでの利用はできません」とあり、そういった用途にはTapo C100・C200シリーズを挙げています。設置方法の仕様欄にも壁面取り付けと記載されています。
本体の寸法は142.3×103.4×64.3mmです。製品構成は本体、電源アダプター、位置決めシール、取り付け用アンカー、取り付け用ネジ、防水アタッチメント、防水ケーブルアタッチメント、かんたん設定ガイドで、認証はRoHS・VCCI・PSE・技適です。公式には3年間の保証期間が付随するとの案内もあります。
映像は2K QHD、夜間は3つのナイトビジョンモード
イメージセンサーは1/3のプログレッシブスキャンCMOSで、スターライトセンサーに対応しています。レンズは焦点距離3.18mm・絞りF1.61、視野角は113°(対角)/97°(水平)/54°(垂直)です。最大解像度は2K QHD 4MP(2560×1440)、フレームレートは15fps、デジタルズームは12倍まで、動画圧縮はH.264です。画像補正は3DNRとWDRに対応しています。
ナイトビジョンは、内蔵スポットライト2つによるフルカラーナイトビジョンと、850nm赤外線LED(最長30m)の組み合わせです。アプリからは次の3つのモードを切り替えられます。
- フルカラーモード:スターライトセンサーとスポットライトを使い、色のある映像にする
- 赤外線モード:夜間に最大30m先まで映す
- スマートモード:イベントを検知すると自動でフルカラー撮影に切り替える
IP66の防塵防水と、電源アダプターは対象外という注記
耐候性の仕様はIP66です。公式は雨やほこりのある環境での使用を想定した性能としています。あわせて、電源アダプター本体は防水ではないという注記があります。動作温度は-20℃〜45℃、保存温度は-20℃〜60℃です。
検知は人物と車両が対象、ゾーンや境界線で絞れる
スマートAI検知の対象は人物と車両です。仕様表のAI検知の項目には動体検知・人物検知・侵入検知・車両検知・ライン通過検知・タンパリング検知が挙げられています。動体検知の感度調整のほか、指定したエリアに絞るアクティビティゾーンや、境界線を越えたときに知らせるライン通過検知にも対応しています。通知はシステム通知のほか、Tapo Care利用時はスナップショット付き通知も届くとしています。
不審な動きを検知した際はサイレン音とスポットライトで警告する機能もあり、サイレン音量は10cmの距離で測定して91dBです。
保存先はmicroSD(最大512GB)とTapo Careクラウドの30日間の履歴
録画データはmicroSDカードスロット(最大512GB、カードは別売り)へのローカル保存に対応しています。カードの条件は4GB〜512GBのSDHCまたはSDXCカードのみで、SDカードは非対応です。SAMSUNG Evo PlusとTOPESELのmicroSDカードは、互換性上の理由から使用を勧めていません。Tapo Careのクラウドストレージサービスを利用すると、30日間の録画履歴を確認できるとしています。
有線と無線の両方に対応、PoEには非対応
ネットワークはWi-Fiと有線の両方に対応し、LANポート(10/100Mbps RJ45×1)を備えています。Wi-Fiのプロトコルは IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz Wi-Fi)で、デュアルアンテナを搭載しています。公式は「PoEには対応していません」としています。WPA/WPA2で暗号化され、DHCPで運用されたWi-FiネットワークまたはLANによるインターネット接続が必要です。Googleアシスタントとの連携にも対応しています。
セキュリティの仕様として、オンデバイス機械学習、128-bit AES Encryption with SSL/TLS、WPA/WPA2-PSKが挙げられています。このほかRTSPとONVIFにも対応しており、これらに対応する録画機器やソフトウェアと組み合わせることもできるとしています。設定やライブ視聴、録画データの保存、設定変更は専用のTapoアプリで行います。
双方向通話と電源、アプリの動作条件
マイクとスピーカーを内蔵しており、アプリから双方向通話ができます。電源は9V DC電源アダプターで、入力は100〜240V・50/60Hz、出力は9.0V/0.6Aです。Tapoアプリの動作条件はiOS 13.0以降・Android 7.0以降と記載されています。
| 項目 | 公式の公表値 |
|---|---|
| イメージセンサー | 1/3プログレッシブスキャンCMOS(スターライトセンサー対応) |
| レンズ | 焦点距離3.18mm、絞りF1.61、視野角113°(対角)/97°(水平)/54°(垂直) |
| 最大解像度 | 2K QHD 4MP(2560×1440) |
| フレームレート | 15fps |
| デジタルズーム | 12倍 |
| ナイトビジョン | 850nm IR LED(最長30m)、フルカラーナイトビジョン |
| 耐候性 | IP66 |
| 音声 | 双方向通話(マイク・スピーカー内蔵) |
| ローカル保存 | microSDカードスロット(最大512GB、カードは別売り) |
| ネットワーク | Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n、2.4GHz)/LANポート(10/100Mbps RJ45×1) |
| 電源 | 9V DC電源アダプター(出力9.0V/0.6A) |
| 寸法 | 142.3×103.4×64.3mm |
サードパーティー連携はGoogleアシスタントとAmazon Alexaで、公式は音声コントロールに対応しているとしています。
Tapo C320WSの仕様から分かる設置条件
公表値をまとめると、Tapo C320WSは壁面取り付け専用でIP66の防塵防水性能を持つ屋外カメラで、検知の対象は人物と車両、保存先はmicroSD(最大512GB)かTapo Careクラウドです。視聴できる端末にも条件があり、公式の注記には「PCから映像の視聴はできません。スマートフォンアプリTapoからのみ可能です」とあります。
あわせて公式は「本製品は不審者の侵入や盗難を防止するものではなく、それに伴う被害については責任を負いかねます」とも注記しています。なお製品ページはV1とV2.20のタブに分かれており、この記事で見ているのは既定表示のV2.20の欄です。
参照した公式ページ
- TP-Link Tapo C320WS 製品ページ(仕様・注記) https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c320ws/(2026年9月20日確認)

