TP-Link Deco BE85|22Gbpsの内訳と有線ポートの仕様

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TP-Linkのトライバンドメッシュ Wi-Fi 7ユニットDeco BE85について、TP-Link 日本の製品ページとサポートページに載っている公表値だけで整理します。

見ていくのは、Deco BE85 V2向けに出ているファームウェアの注意点、公式が示す22Gbpsという数値の内訳、有線ポートの数と役割、MLOとローミングの仕組み、HomeShieldとMatterの対応状況です。

ファームウェア1.0.15に関するお知らせ(V2)

製品ページには「重要なお知らせ:Deco BE85 V2のファームウェア1.0.15をご利用のお客様へ」という案内が出ています。関連するサポートページによると、ファームウェア1.0.15がインストールされたDeco BE85 V2を特定の環境下で利用すると、Decoアプリ上でファームウェアのアップグレードができなくなり、手動でのアップデートが必要になるとされています。

原因として、ファームウェアの不具合でDeco BE85がTP-Linkクラウドに接続できなくなることが挙げられています。TP-Linkクラウドに接続ができないと、ファームウェアのアップグレードや外部からのネットワーク管理などに影響が生じるとしています。ファームウェアのバージョンはDecoアプリの「もっと」から「システム」を開くと確認でき、手動でのアップデートはPCでサポートページからファームウェアをダウンロードし、Decoの管理画面(tplinkdeco.net)からAdvanced・System・Firmware Upgradeと進む手順が案内されています。各バージョンの詳細な情報についてはサポートページで確認するよう案内されています。

22Gbpsの内訳と国内での帯域幅

Deco BE85はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応したトライバンド構成で、型番表記は「BE22000」です。仕様には「12ストリーム 22GbpsトライバンドWi-Fi:11520Mbps(6GHz)+ 8640Mbps(5GHz)+ 1376Mbps(2.4GHz)」とあります。

この6GHz・5GHzの数値は320MHz幅を使った場合の値です。公式の注記には「2024年3月時点では日本国内で5GHz帯の240MHz帯域幅は使用できません」とあります。320MHz対応ファームウェアの場合の内訳は6GHzが11520Mbps、5GHzが5760Mbps、2.4GHzが1376Mbpsで、320MHz非対応ファームウェアの場合は6GHzも5760Mbpsになるとされています。

有線ポートの数と役割

有線ポートは、10Gbps対応のRJ45ポートが1つ、10Gbps対応のRJ45/SFP+コンボポートが1つ、2.5Gbpsポートが2つです。SFP+コンボポートはSFPモジュールを使うと光ファイバーをイーサネットに変換して利用できます。ほかにUSB 3.0ポートを1つ備えています。

公式の注記では「全てのWAN/LANポートはWANもしくはLANポートとして動作します。WANポートとして利用できるポートは1つだけです」としています。10Gbps・2.5Gbpsのインターネットスピードを利用するには、対応したプランへの加入と対応した機材が必要とも記載されています。

MLOと802.11k/v/rによるローミング

Wi-Fi 7の技術であるMLO(Multi-Link Operation)は、複数のバンド・チャンネルと同時にデータの送受信ができる仕組みです。あわせて320MHzチャンネル、4K-QAM、Multi-RU、OFDMA、4×4 MU-MIMOにも対応します。

複数のDecoユニットによるメッシュでは、IEEE 802.11r・802.11k・802.11vの3つの規格をすべてサポートしています。公式はこの3つがそろって初めてシームレスなローミングが実現するとしています。ユニット間のバックホールは、Wi-Fiと有線(LANケーブル)を同時に使う混合バックホールに対応します。

HomeShieldとMatterの対応状況

ネットワークセキュリティ機能「TP-Link HomeShield」は標準搭載です。SPIファイアウォールとアクセスコントロールに加え、リアルタイムIoT保護、悪意のあるサイトのブロック、侵入防止システム、DDoS攻撃の防止、ホームネットワークスキャナーを備えるとしています。公式の注記では、HomeShieldには基本機能と高度な機能があり、高度な機能の利用にはサブスクリプションが必要としています。

Matterについては、Decoがセントラルコントローラーとして機能し、準拠するデバイスを一括管理できると紹介されています。ただし注記には「Matterへの対応は開発中で、今後のアップデートで対応を予定しています」ともあります。音声操作はAmazon AlexaとGoogleアシスタントに対応しています。

本体構成と設置環境

ハードウェアの仕様は次のとおりです。

項目 公式の公表値
規格 Wi-Fi 7、IEEE 802.11be/ax(6GHz)、IEEE 802.11be/ax/ac/n/a(5GHz)、IEEE 802.11be/ax/n/b/g(2.4GHz)
Wi-Fi速度 BE22000(6GHz:11520Mbps、5GHz:8640Mbps、2.4GHz:1376Mbps)
ストリーム数 12ストリーム
アンテナ ハイゲインアンテナ×8(内蔵)
有線ポート 10Gbps×1、10Gbps SFP+/RJ45コンボ×1、2.5Gbps×2
USB USB 3.0ポート×1
CPU クアッドコアCPU
Wi-Fi暗号化 WPA-Personal、WPA2-Personal、WPA3-Personal
寸法 128×128×236mm
管理アプリ Decoアプリ(iOS 13.0以降/Android 7.0以降)

製品構成はDeco BE85ユニット×1、RJ45 LANケーブル×1、電源アダプター×1、Quick Installation Guide(かんたん設定ガイド)です。「1パック」と「2パック」が用意されており、複数のDecoユニットを組み合わせたメッシュ構築に使えます。認証はRoHS・VCCI・JATE・PSE・技適です。動作温度は0℃〜40℃、保温温度は-40℃〜60℃、動作湿度は10〜90% RH、保存湿度は5〜90% RHで、いずれも結露を避けるよう案内されています。設定と管理はスマートフォン用アプリ「Deco」で行います。

Amazonの商品ページは、下のボタンから確認できます。

参照した公式ページ

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