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SwitchBotのスマートロック・玄関まわりの製品に加わった「SwitchBot 顔認証パッド」について、SwitchBot日本公式の製品ページに載っている仕様だけをもとに整理します。単体では鍵を動かせない、ロックと組み合わせて使う製品なので、認証の仕組みと組み合わせ方を中心に見ていきます。
見ていくのは、顔認証の仕組みと精度、顔以外の解錠方法、4種類のパスワードの使い分け、バッテリーと充電の条件、設置と防水性能、ハブ製品と組み合わせたときにできることの6つです。
約3万個の赤外線ビームで顔の3D形状を識別
顔認証パッドは、約3万個の赤外線ビームを放射して顔の3D形状を識別する方式で、メイクや眼鏡の有無に関係なく認証できるとしています。850nmの赤外線ライトを内蔵しており、暗所や照明が少ない場所でも認証しやすいよう設計されているとしています。ドアに近付くだけで鍵が開く「手ぶら解錠」の機能も備えているとしています。なお、顔認証を行う際は髪の毛などで眉毛や目を隠さないよう注意が必要で、視認性が低下すると認証精度に影響する可能性があるとしています。一部の特殊なサングラスを着用すると認証精度が低下する場合があるという注記もあります。
他人によるなりすましや、画像や動画を用いた平面情報では認証されない設計で、識別ミス率は0.0001%未満としています。これはSwitchBotラボの実験結果によるもので、実際の使用環境によって結果が異なる場合があるとしています。登録された顔データはすべてローカルに保存され、クラウドには保存されないとしています。
顔以外にも最大20タイプの解錠方法
解錠方法は顔認証だけでなく、指紋認証やパスコードの入力、交通系ICカード、NFCカードなど、最大20タイプの方法に対応するとしています。交通系ICカードは、現時点ではSuica・PASMO・ICOCAにのみ正確に対応しているとしています。カードやNFCタグを登録しておけば、かざすだけで解錠できます。
用途で使い分ける4種類のパスワード
パスワードは「日常用」「期間限定」「ワンタイム」「緊急用」の4種類を設定でき、用途に応じて使い分けられるとしています。通常のパスワードは家族ともシェアできる解錠パスワードで、覗き見防止パスワードは正しいパスワードの前後にランダムな数字を入力する方式です。期間限定パスワードは友人や家族が訪ねてきたとき、ワンタイムパスワードは家事代行サービスなどの利用時を想定しているとしています。同居する家族との共有から、短期滞在の来客、単発の業者対応まで、パスワードの種類を分けて発行できる点が、この4種類の位置づけです。
5000mAhのバッテリーと充電の条件
5000mAhのバッテリーを搭載し、1日10回ロックを解錠した場合を想定すると、最大1年に1回の充電で稼働するとしています(SwitchBotラボの実験結果によるもの)。充電は、顔認証パッドを取り外して行う方法のほか、モバイルバッテリーを直接充電ポートに挿し込む方法にも対応しますが、充電中は顔認証機能を利用できないとしています。バッテリーの消耗を防ぐため、顔を近づけたときだけ起動する「PIRスリープ解除技術」で、起動の感度を設定できるとしています。バッテリー残量が少なくなると、アプリと本体の両方で通知するとしていますが、この通知機能にはハブ製品が必要です。
工事不要の設置とIP65の防水防塵
設置は両面テープでドアや壁に貼り付けるか、ネジで壁に固定するかのいずれかで、工事や配線は不要としています。保護等級はIP65で、動作環境温度は-20℃~45℃、動作環境湿度は10%~90%です。材料はPCでUV耐性があるとしており、屋外に面した玄関ドアに取り付ける場合の耐候性の目安になります。無理やり取り外されると、その場で警報が鳴りスマホへ通知するとしていますが、この通知機能にもハブ製品が必要です。取り付け場所を決める際は、動作環境温度と湿度の範囲もあわせて確認しておく数値になります。
SwitchBotロック全製品と後付けで組み合わせられる
顔認証パッドは、SwitchBotロックシリーズの「ロックLite」「ロック」「ロックPro」「ロックUltra」全製品と連動して使えるとしています。工事や配線をせずに、既存のドアロックに後付けできる位置づけの製品です。ダブルロックのドアでも、1台の顔認証パッドで2台のロックを操作できるとしています。
ハブ3・ロック製品と組み合わせたときにできること
ハブ3およびロック製品と連動させると、インターホンのようにブザーを鳴らして来客を知らせる使い方ができるとしています。バッテリー残量やこじ開け検知の通知も、ハブ製品と組み合わせることで届く仕組みです。単体で完結する認証・解錠の機能と、ハブ製品を組み合わせて初めて届く通知の機能を分けて考えておく必要があります。
| 項目 | 公式の公表値 |
|---|---|
| 本体寸法 | 131x65x30mm |
| 本体重量 | 205g |
| 通信方式 | Bluetooth Low Energy |
| 保護等級 | IP65 |
| 動作環境温度 | -20℃~45℃ |
| 動作環境湿度 | 10%~90% |
| 材料 | PC、UV耐性 |
| 電源 | 5V=2A |
| バッテリー容量 | 5000mAh |
| パッケージ内容 | 顔認証パッド、取付プレートA、角度調節台B、3M両面テープA・B、取付ステッカー、黒ネジ、ボタンステッカー、取り外しピン、ネジパック(ネジ+拡張ポルト)、Type-Cケーブル、クリーニングティッシュ |
導入前に確認しておきたい数値
顔認証パッドの仕様を並べると、軸になるのは「約3万個の赤外線ビームによる顔の3D識別」「最大20タイプの解錠方法」「5000mAhで最大1年に1回の充電」「IP65の防水防塵」の4点です。バッテリー通知やこじ開け警報の通知、インターホンのようなブザー機能はハブ製品と組み合わせて初めて使える機能なので、単体でできることとの違いを分けて確認しておく必要があります。SwitchBotロックシリーズの全製品と後付けで組み合わせられる点も、既存のドアロックを見直すときの判断材料になります。
参照した公式ページ
- SwitchBot 顔認証パッド 製品ページ https://www.switchbot.jp/products/switchbot-keypad-vision(2026年9月27日確認)

