防水規格IP65とIP66の違い|屋外カメラで見るべき数字

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屋外用の防犯カメラを見ていると、仕様表の「耐候性」欄に「IP65」「IP66」といった表記が出てきます。数字が大きいほうが良さそうだとは分かっても、公式ページのどこまでが根拠として確認できる情報なのかは分かりにくいところです。TP-Link 日本の製品ページで確認できるのは、それぞれの製品にどちらの等級が記載されているかと、その等級で耐えるとされている気象条件です。Tapo C425とTapo C500を例に、公式ページに書かれている範囲で整理します。

製品ページの「耐候性」欄に出てくる表記

Tapo C425の仕様表には、耐候性の項目に「IP66」とあります。機能紹介には「IP66規格に準拠し、大雨から細かい粉塵まで様々な気象条件で優れた耐候性を発揮します」という説明があります。

Tapo C500の仕様表には、耐候性の項目に「IP65」とあります。機能紹介には「Tapo C500はIP65の防水・防塵性能を備え、大雨・雪・粉塵・強い日差しといった厳しい気象条件下でも十分に性能を発揮できます」という説明があります。

どちらのページも、耐候性を「防水・防塵性能」として説明していますが、IP65とIP66という2つの数字がそれぞれ何を表すのかという内訳は、この2つの製品ページには記載がありません。等級の名称と、それぞれの製品が想定する気象条件までが、公式ページで確認できる範囲です。

公式仕様を1つの表で確認

項目 Tapo C425 Tapo C500
耐候性 IP66 IP65
設置方法 据え置き/天井取り付け/壁面取り付け 天井取り付け/壁面取り付け/支柱取り付け
動作温度 -20℃~45℃ -30℃~60℃
保存温度 -20℃~45℃ -40℃~60℃
電源 10000mAhリチウムイオンバッテリー(内蔵) 9V DC電源アダプター
最大解像度 2K QHD 4MP(2560×1440px) 1080p(1920×1080px)
ナイトビジョン 850nm IR LED(最長15m)/フルカラーナイトビジョン 850nm IR LED(最長30m)/カラーナイトビジョン
寸法 116.2×64.8×64.8mm 123.8×123×90mm

IP66は本体にのみ適用される(C425の注記)

Tapo C425の製品ページには「IP66はTapo C425本体にのみ適用されます」という注記があります。マグネット付き台座や、別売のソーラーパネル用の台座は、この等級の対象に含まれていません。本体が耐候性を備えていても、組み合わせる部材によっては条件が変わることになります。設置方法は据え置き・天井取り付け・壁面取り付けに対応しています。

C425のカメラ台座にはマグネットが付いており、そのまま金属面に取り付けることもできる設計です。電源は後述のとおりバッテリー内蔵のため、設置の際に配線を引く必要がありません。

C500は据え置きではなく壁面・軒下・支柱への設置が前提

Tapo C500の製品ページには「壁等に穴を開けて設置・利用するカメラのため、平面等に据え置きでの利用はできません。そういった用途の場合はTapo C100・C200等をご検討ください」という注記があります。設置方法は壁面・軒下・支柱で、支柱に取り付けるためのバンドは別売りです。

C500の製品構成には「防水アタッチメント」が含まれていますが、C425の製品構成にはこの部材の記載がありません。設置面やケーブルの接続部まわりの防水処理を、この付属品も使って行う設計になっています。

動作温度と電源方式も製品ごとに違う

動作温度は、C425が-20℃~45℃、C500が-30℃~60℃です。保存温度もC425が-20℃~45℃、C500が-40℃~60℃と、C500のほうが広い範囲になっています。動作湿度はC425・C500とも10~90%RH(結露を避ける)ですが、保存湿度はC425が5~90%RH、C500が0~90%RHとわずかに違います。電源方式も違い、C425は10000mAhリチウムイオンバッテリーを内蔵して別売の「Tapo A202」ソーラーパネルで充電する方式、C500は9V DC電源アダプターで、入力100~240V・50/60Hz、出力9.0V/0.85Aという常時給電の方式です。

アプリの動作要件や認証は共通

C425・C500とも、Tapoアプリの動作要件は「iOS 13.0以降・Android 7.0以降」という記載です。サードパーティー連携は「Googleアシスタント・Amazon Alexa」、認証は「RoHS・VCCI・PSE・技適」で、これも両モデル共通です。屋外での耐候性の等級が違っても、アプリや音声アシスタント、認証の要件は同じという扱いです。

Wi-Fiとネットワーク機能の違い

ネットワーク接続は、C425・C500ともIEEE 802.11b/g/n、2.4GHz専用です。ネットワーク機能ではC500の仕様表に「RTSP:対応」「ONVIF:対応」という記載がありますが、C425の仕様表にはこの2つの項目が見当たりません。対応した録画機器やソフトと組み合わせたい場合は、この違いが目安になります。

セキュリティの記載も違い、C425は「128-bit AES Encryption with SSL/TLS WPA/WPA2-PSK/WPA3」、C500は「オンデバイス機械学習 128-bit AES Encryption with SSL/TLS WPA/WPA2-PSK」です。

耐候性の表記だけで選ばない

Tapo C425とTapo C500は、耐候性の表記だけでなく、解像度やナイトビジョンの到達距離、設置方法、電源方式も違います。C425は2K QHD 4MPでナイトビジョンは最長15m、C500は1080pでナイトビジョンは最長30mという記載です。屋外に設置する場所を先に決め、その場所の設置方法(据え置きが必要か、壁面や支柱に固定できるか)と動作温度の条件を確認したうえで耐候性の表記を見ると、製品ページの情報を過不足なく使えます。同じTP-Linkの製品でも、モデルごとに耐候性の等級と、それに関わる設置条件がまとめて変わる点は、仕様表を読むときの起点になります。

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参照した公式ページ

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