※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
TP-Linkのスマートドアホンには Tapo D230S1 と Tapo D235 があります。どちらも2K・バッテリー式ですが、TP-Link日本の製品ページを見比べると、この2機種は同じ土俵で語れない前提の違いがあります。
生産終了のD230S1と、現行のD235
Tapo D230S1の製品ページには「生産終了」という表示があります。D235の製品ページにはこの表示がなく、現在も掲載が続いています。以下は公式ページに残っている公表値の比較で、すでにD230S1を使っている場合や、中古・在庫品を検討する場合の参考として整理したものです。
ハブが要るか、要らないか
D230S1はTapo H200ハブが同梱されたキットです。ドアホン本体とハブの間はSub-1G・868MHzのローカル接続で結ばれ、microSDカードはドアホン本体ではなくハブのスロット(最大512GB、カードは別売り)に挿します。H200はTapoのスマートセンサー・ボタン・Sub-1Gスイッチ・カメラ・ドアホンと連携できるハブで、公式の仕様では最大64個のSub-1Gスイッチ・センサー・ボタンと、最大4台のカメラまたはドアホンを接続できるとされています。玄関のドアホンだけでなく、センサー類もTapoでまとめたい場合の土台になります。
D235はハブを使わない構成です。本体にmicroSDカードスロットがあり、2.4GHzのWi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)に直接つながります。ハブの代わりに、家の中で音を鳴らすTapoチャイムが同梱されています。
| 項目 | Tapo D230S1 | Tapo D235 |
|---|---|---|
| 最大解像度 | 2K 5MP(2560×1920px) | 2K 5MP(2560×1920px) |
| フレームレート | 15fps | 15/20fps |
| 視野角 | 166°(対角)/135°(水平)/109°(垂直) | 170.6°(水平)/140.1°(垂直) |
| ナイトビジョン | 850nm IR LED(最長7.6m)・フルカラー | 850nm IR LED(最長10m)・フルカラー |
| バッテリー | 6700mAh・最長180日間 | 10000mAh・最長210日間 |
| 耐候性 | IP64 | IP66 |
| 保存先 | ハブのmicroSD(最大512GB)/Tapo Care | 本体のmicroSD(最大512GB)/Tapo Care |
| 室内で鳴らす手段 | Tapo H200ハブ(同梱) | Tapoチャイム(同梱) |
| サイレン音量 | ドアホン96dB・ハブ100dB(10cmで測定) | 98dB(10cmで測定) |
| デジタルズーム | 16x | 16x |
| 寸法(ドアホン本体) | 146×54.5×35.5mm | 150×50×38.4mm |
視野角とナイトビジョンの数字
レンズの仕様はD230S1が焦点距離2.1mm・F2.1・視野角166°(対角)/135°(水平)/109°(垂直)、D235が焦点距離1.18mm・F1.8・視野角170.6°(水平)/140.1°(垂直)です。D230S1の製品ページは、この視野角を「4:3の画面比率」という言い方でも紹介しており、来訪者の頭から手元までを1枚に収める設計だとしています。D235は水平・垂直とも数値が大きく、とりわけ垂直140.1°は、玄関前という縦に細長い空間で足元の荷物まで映したいときに効いてくる数字です。
ナイトビジョンはどちらも850nm IR LEDによるフルカラーナイトビジョンで、スポットライトを備えます。到達距離はD230S1が最長7.6m、D235が最長10mと公式に記載されています。
電源方式とバッテリーの日数
D230S1は取り外して充電できる6700mAhのバッテリー(Tapo A100)を使い、公式は最長180日間としています。ただし条件によって幅があり、公式が示すトリガー頻度別の目安では、1日10回(各クリップ30秒)のイベントで郊外の一軒家なら6か月、1日20回なら集合住宅等で3か月、1日60回なら通りに面した家で1か月です。バッテリー駆動のため常時録画はできず、動作検知時のみの録画です。
D235は10000mAhを内蔵し、最長210日間です。公式の仕様表には8-24Vのケーブル配線による充電・給電の記載もありますが、注記には「日本ではサポート対象外です」とあります。ケーブル配線を使うと24時間連続録画ができるとされていますが、このモードでは既存のチャイムは使えず、日本国内ではバッテリー駆動を前提に考えることになります。取り付け手順の注意として、公式は「日本とは電圧が合わないため、絶対に家庭用のAC100V電源を接続しないでください」としています。
防水等級とAI検知の違い
耐候性はD230S1がIP64、D235がIP66です。数字が大きいD235のほうが、雨が直接当たりやすい場所での余裕は大きくなります。
AI検知は両機種とも人物・車両・ペット・物体の検知とアクティビティゾーンに対応し、いずれも動体検知時のみの作動です。サイレン音量は、D230S1がドアホン96dB・ハブ100dB(10cmの距離で測定)、D235が98dB(同条件)と公式に記載されています。記録した映像はmicroSDカードか、サブスクリプションが必要なTapo Careのクラウドストレージサービスに保存します。
サイズと設置、アプリの条件
本体の寸法はD230S1のドアホンが146×54.5×35.5mm・ハブが71.45×71.45×31.25mm、D235のドアホンが150×50×38.4mm・チャイムが73×46.9×43.5mmです。設置方法はどちらも壁面への貼り付け・取り付けで、動作温度は共通して-20ºC~45ºCです(D235は保存温度-40℃~60℃、充電温度0℃~45℃という記載もあります)。
どちらの製品も、映像はスマートフォンアプリのTapoからのみ視聴でき、公式は「PCから映像の視聴はできません」としています。microSDカードは4GB~512GBのSDHCまたはSDXCカードのみ対応(SDカードは非対応)で、SAMSUNG Evo PlusとTOPESELのmicroSDカードは互換性上の理由から使用がすすめられていません。Tapoアプリの動作要件はiOS 13.0以降・Android 7.0以降です。
チャイムの鳴らし方
家の中で音を鳴らす方法にも、構成の違いがそのまま出ます。D230S1はH200ハブをドアホンのチャイムとして使う仕組みで、好みの呼び出し音を選べます。D235は本体に同梱されたTapoチャイムを使います。どちらもGoogleアシスタント・Amazon Alexaとの連携に対応しています。
D230S1を検討する場合は、すでに生産終了となっている点を踏まえたうえで、手元に在庫があるか、H200ハブを他のTapoデバイスと共有する予定があるかを先に確認してください。D235は単体で完結する構成なので、ドアホンだけを追加したい場合の選択肢になります。
参照した公式ページ
- TP-Link Tapo D230S1 製品ページ(生産終了の表示・仕様) https://www.tp-link.com/jp/smart-home/smart-doorbell/tapo-d230s1/(2026年9月28日確認)
- TP-Link Tapo D235 製品ページ(仕様) https://www.tp-link.com/jp/smart-home/smart-doorbell/tapo-d235/(2026年9月28日確認)
- Tapo D230S1 発売のお知らせ(TP-Link 日本)
- Tapo D235 発売のお知らせ(TP-Link 日本)
- Tapo H200 対応製品一覧(TP-Link 日本)
- Tapo D235(TP-Link 日本)
- Tapo Hub に接続できる台数(TP-Link 日本)
いずれも2026年9月13日に確認した公表値です。

